不老長寿のMNM(ニコチンアミド モノヌクレオチド)
老化とは遺伝子が傷ついたり、劣化することで進むと考えられています。NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は細胞内にある補酵素はサーチュイン遺伝子(抗老化遺伝子)を活性化させ、全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復すると言われています。NAD+は年齢とともに減少し、50歳代で20歳代の半分になってしまいます。老化によって生じる体の様々な不具合はNAD+の減少によって引き起こされると考えられています。例えば、動脈硬化や糖尿病、認知症、腎機能障害などです。これらの疾患にならないようにするためには、NAD+を補充することが近道になります。補充方法には食事でと考える方が多いと思いますが、一日の必要量をブロッコリーを例えで挙げますと、一日56株を食べないとだめだそうです。従って、点滴やサプリメントで摂ることをお勧めします。点滴ではNAD+を直接投与する場合がありますが、NAD+は細胞膜を非常に通過しにくく、1時間から1時間半かけて点滴静注する上、血管痛という副作用があるため、NAD+の前駆体であるNMNの形で投与されるのがお勧めです。点滴時間も15分から30分くらいで済み、血管痛もありありません。効果は2~3週間ほど持続するため、月1回程度で合間にサプリメントで補充し、3か月続けるだけで、体が若返ります。私の経験では(現在、還暦)、睡眠が深くなり、夜間頻尿の改善、目のかすみが減り視力が回復してきました。60歳代以上の方は是非お勧めです。
犀星の杜クリニック六本木