サイトカイン療法
サイトカインという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
サイトカインストームと言えば、ああっと思い出す方もいるかと思います。新型コロナ感染症で重症化する原因と考えられているサイトカインが嵐の様に体内で吹き荒れる様子を表現したものです。この時のサイトカインは感染に対する生体防御反応を過剰に起こして、正常の細胞までも攻撃するような状態にしてしまいました。その結果、重い肺炎や多臓器障害を起こし、生命を脅かしたのです。ここでいうサイトカイン療法は体にとって悪いことをするサイトカインではなく、体にとって良いこと、すなわち炎症反応を抑え、傷ついた組織を修復するサイトカインを用いた治療です。サイトカインを用いた従来の再生治療にPRP療法と言うのがあります。大リーガーの大谷翔平選手が肘の靭帯損傷をしたときに行った治療です。PRPとはPlatelet Rich Plasmaの略称で、日本語に訳すと多血小板血漿になります。高濃度の血小板を含む血漿で、血小板には組織を修復するサイトカインを様々有しており、局所注射をすることにより傷んだ組織が修復するとされています。当院では最近の技術進歩により、より簡便で、一回の採血で複数回治療が可能なPFC-FD療法や他家の脂肪幹細胞や臍帯幹細胞を培養したときに得られる培養上清液を用いた治療を行なっていますので、それぞれご紹介します。
- PFC-FD(血小板由来因子濃縮物凍結乾燥)
- 幹細胞培養上清液
- 脂肪肝
- 脱毛症
- 幹細胞治療
- 変形性関節症
