糖尿病薬と癌予防
以前より、非ステロイド系抗炎症薬のアスピリンやスリンダク、セレコキシブ、抗血小板薬のバイアスピリンなどは大腸癌の原因となる大腸ポリープの発生を抑制することで癌を予防することが知られています。日本でもこれらの薬物を用いた大腸癌予防の臨床試験が始まっております。また、最近では糖尿病薬の中に癌の発生を抑制する可能性があることが知られてきました。先日、横浜市大の先生たちが発表したのは、糖尿病薬のメトフォルミンが膵癌の発生を抑制するという実験結果です。メカニズムはまだはっきりと解明されておりませんが、動物実験や細胞実験で癌の発生を抑制する糖尿病薬は他にピオグリタゾンがあります。これらの2剤は肺癌も抑制する可能性が示唆されています。糖尿病の方は昔から癌に罹りやすいと言われているので、糖尿病の薬に癌抑制効果があるのは朗報だと思います。逆にインスリン製剤やスルホニル製剤は癌の発生を促進するらしいです。他にコレステロールを下げるスタチンという薬は胃癌を、閉経後骨粗しょう症を予防するSERMと呼ばれる一群の薬は乳癌の発生を抑制するようです。これらの薬は癌予防薬として注目されています。もし自分が処方されている薬の中にこれらが含まれていたならば、せっせと服用する価値がありますので、中断しないほうがいいと思います。これからも様々な薬に癌予防作用が見つかるといいですね。
2016.03.04
医療系ウェブサイト
最近、医療系の情報サイトが盛んに見受けられます。そういう私もそれらのサイトの一部内容の監修や執筆を行っております。一つは「ヘルスケア大学」で、健康や医療に関し、ユーザーが求める情報の発信を行う健康情報サイトです。「健康医療・予防医療の促進」「疾患の治療方法や先進医療の発信」をする主旨に賛同し、昨年よりその監修に参加しています。もう一つは、「いしゃまち」で、「大切な人の心身共の健康を守るお手伝いをする」コンセプトにユーザーに発信しているサイトです。学会のガイドラインや厚生労働省のデータなどを基にし、正確な医療情報を分かりやすくユーザーに伝えることを主眼にしています。こちらは初めてまだ間もないですが、私の監修したテーマだけでなく、いろいろと興味深いテーマがありますので、是非参考にしてみてください。
2016.02.15
原風景
皆さんにはふとしたことで思い出す風景はありませんか?私にはある状況になると必ずといって思い出す風景があります。それは40年も前の少年時代のことです。周りのスタッフにそういうことがあるかどうか尋ねたところ、異口同音に「無い」と返事が返ってきました。その風景とは城ケ島の安房岬で父と釣りをしていた時のものです。陽が暮れかかった風の強い冬の寒い時で、朝から釣っていましたが何も釣れませんでした。もう帰ろうかと支度をしようとした時に、50mぐらい離れているところで大きな黒鯛が釣れたのです。周囲で釣りをしている人たちも俄かに活気づいて釣り始めました。私も父も気を取り直して戻しかけた釣り道具を取り出して、日没まで頑張ったのですが、結局だめでした。自分も周りが釣れない時に釣ることのできる釣り人になりたい、優越感に浸りたいそんなくやしい気持ちで帰途に着きました。冬の風の強い日の夕暮れになるとその日のことを刻銘に思い出します。昨日、父の一周忌でした。
2016.01.21
Stand-up paddle surfin
今年は1月7日より診療を開始しております。本年も宜しくお願い申し上げます。家族に猿年がおりますので、今年は更なる飛躍の年を迎えたいと祈願しております。さて、私はお正月休みに機会がありまして、新しいスポーツに挑戦してみました。それがタイトルのスタンドアップパドルサーフィンです。もう既にご存知の方や、もうしたことがある方もいらっしゃると思いますが、最近、葉山や横須賀の海でもちょくちょく見かけるようになった新世代マリンスポーツです。大きめのサーフボードに立ったままパドルで漕いで海の上を自由気ままに移動するものです。見かけは立ったままでどこが面白いのかなという感じですが、これがやってみると海の上から陸地を眺め、波を感じながらクルージングする感じがとても新鮮で、1時間くらいやったのですがあっという間でした。この時は幸い海に虹がかかり、海亀もいたりしてシチュエーションは最高でした。新年の初めにふさわしい出しです。結構いい運動にもなりますので、みなさんも試してみてはいかがでしょうか。
2016.01.08
