オゼンピックとサクセンダはどっちが痩せる?即効性・体重減少の検証結果や値段の違いも紹介

オゼンピックとサクセンダはどっちが痩せる?即効性・体重減少の検証結果や値段の違いも紹介

国内外で行われている多くの研究では、サクセンダよりもオゼンピックの方が減量効果が高いと結論付けられています。

例えば、それぞれの注射薬を30週間投与した研究での体重変化は、オゼンピックが平均-5.8kg、サクセンダが平均-1.9kgでした。

オゼンピックとサクセンダはどっちが痩せる

オゼンピック(有効成分:セマグルチド)とサクセンダ(有効成分:リラグルチド)は、注射タイプのGLP-1受容体作動薬です。

海外ではどちらも肥満症の治療薬として認可されており、それぞれ減量効果に関する研究が多数行われています。

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効率よく体重を落としたい方には、オゼンピックやサクセンダよりもマンジャロが人気です。

マンジャロは高額なイメージがありますが、取り扱うクリニックが増えたことから値段が徐々に落ち着いてきており、1か月2万円程度で始められるようになりました。

目次

オゼンピックとサクセンダの違いは?どっちが痩せるのかの検証結果も紹介

オゼンピックとサクセンダの違いは、含まれている有効成分の種類です。

有効成分の種類が異なると、投与の頻度に違いが出ます。

名称オゼンピックサクセンダ
有効成分セマグルチドリラグルチド
投与頻度週に1回毎日
投与量0.25mg
0.5mg
0.75mg
1.0mg
0.6mg
1.2mg
1.8mg
2.4mg
3.0mg
半減期145時間11〜15時間

【用語】半減期:薬の血中濃度が半分になるまでの時間のこと。半減期が長いほど作用が長期間続くため、少ない投与頻度で効果が期待できる。

オゼンピックに含まれる「セマグルチド」は、体に長く留まることができるため、週に1回の投与で減量効果が期待できます。

一方でサクセンダに含まれる「リラグルチド」は、身体に留まる期間が短いため、毎日の投与が必要です。

なお、オゼンピックとサクセンダの減量効果は、薬の投与量や対象者の体重によって異なります。

オゼンピック(セマグルチド1.0mg)
の減量効果
データ130週間-5.17kg
データ230週間-6.4kg
データ356週間-6.1kg
データ456週間-5.6 kg
サクセンダ(リラグルチド3.0mg)の
減量効果
データ520週間-4.4kg
データ626週間-10.9kg
データ752週間-14kg
データ856週間-8.4kg

【検証A】セマグルチド1.0mgとリラグルチド1.2mgの減量効果

セマグルチド1.0mgとリラグルチド1.2mgの減量効果

検証Aでは、オゼンピック(セマグルチド)には、サクセンダ(リラグルチド)の約3倍の減量効果があったと報告されています。

なお、検証Aのオゼンピック投与量は最大(1.0mg)ですが、サクセンダの投与量は最大(3.0mg)ではありません。

【検証B】セマグルチド1.0mgのリラグルチド3.0mgの減量効果

セマグルチド1.0mgのリラグルチド3.0mgの減量効果

オゼンピックとサクセンダ、それぞれ最大量を投与した検証Bでは、減量効果は同程度であると報告されました。

検証Bでは、オゼンピックとサクセンダで、副作用の起こりやすさにも違いがなかったと発表されています。

なお、オゼンピックやサクセンダの副作用は、低血糖・便秘・吐き気などです。

【検証C】セマグルチド2.4mgとリラグルチド3.0mgの減量効果

セマグルチド2.4mgとリラグルチド3.0mgの減量効果

現在、オゼンピック(セマグルチド)の最大投与量は1.0mgですが、同じ成分の薬(ウゴービ)を使った実験で、セマグルチド2.4mgの投与による減量効果が報告されています。

検証Cでは、オゼンピックに含まれる成分「セマグルチド」の方が、高い減量効果があると結論付けられました。

体重100kgの人に換算すると、体重減少率-15.8%は約16kgの減量、-6.4%は約6kgの減量に相当します。

【検証D】セマグルチド1.0mg/2.4mgとリラグルチド1.8mg/3.0mgの減量効果

NMAと呼ばれる分析方法を用いた研究では、オゼンピックとサクセンダ、それぞれ最大量で投与した場合の減量効果が確認できます。

NMA(ネットワークメタアナリシス)は、いくつかの研究結果を集めて統合し、解析を行う手法のことです。

最大量の投与で減量効果が高かったのはサクセンダでしたが、オゼンピックと同成分の薬剤「ウゴービ(セマグルチド2.4mg)」と比較すると結果は変わります。

セマグルチド2.4mgとリラグルチド3.0mg

成分は同じですが投与量の最大値が高いため、オゼンピックよりもウゴービの方が、高い効果が期待できます。

なお、検証Dでは副作用の出現率についても研究されており、サクセンダの方が重篤な副作用の出る確率が高いと報告されました。

【値段】安いのはオゼンピックとサクセンダのどっち?月額の違いとは

1か月あたりの費用を抑えやすいのは、オゼンピックです。

どちらも1本あたりの相場は同じ2〜3万円ですが、投与頻度が異なるため、1か月にかかる費用に違いがあります。

【オゼンピック】1か月あたりの料金相場
0.25mg1~1.5万円月0.5本
0.5mg2〜3万円月1本
0.75mg3~4.5万円月1.5本
1.0mg
(最大量)
4~6万円月2本
【サクセンダ】1か月あたりの料金相場
0.6mg2〜3万円月1本
1.2mg4〜6万円月2本
1.8mg6~9万円月3本
2.4mg8~12万円月4本
3.0mg
(最大量)
10~15万円月5本

【料金一覧】オゼンピックの相場は月額1〜1.5万円

オゼンピックの相場は、最小量の0.25mg投与の場合、月額1〜1.5万円です。

■オゼンピック取り扱いのクリニック

クリニック初月/月最大量/月
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クリニック
12,100円48,400円
elife(イーライフ)13,450円53,800円

※初月:0.25mg/最大量:1.0mg※税込み/自由診療

オゼンピックは初回〜1か月の期間、週に1回0.25mgで投与を継続する薬です。

1か月ほど投与を続けても思うような効果が出ない場合は、0.25mgずつ投与量を増やし、最大で1.0mgまで増量します。

【料金一覧】サクセンダの相場は月額2万円

サクセンダの相場は、最小量の0.6mgを投与した場合、月額2万円です。

■サクセンダ取り扱いのクリニック

クリニック初月/月最大量/月
ファイヤークリニック17,800円89,000円
デジタルクリニック20,230円101,150円
elife(イーライフ)19,800円99,000円

※初回:0.6mg/最大量:3.0mg※税込み/自由診療※オンライン診療は医師の診療が必要となり、医師の判断によってはお薬を処方できない場合があります。

サクセンダ1本は18mgなので、0.6mgを毎日投与した場合、1か月で1本を使い切ります。

毎日投与するタイプの薬は、消費量が激しいため、費用も高くなりがちです。

オゼンピックはこんな人におすすめ

オゼンピックのメリット

  • 注射は週に1回だから続けやすい
  • サクセンダよりもコスパが高い

オゼンピックのデメリット

  • 耐性が付きやすい
  • 効果が安定するまでの時間がかかりやすい

オゼンピックは、使用頻度が週1回のため、忙しい方でも続けやすい点が魅力です。

また、最大量を投与した場合、サクセンダよりも月額5万円ほど安いのもポイント。

費用を抑えつつ高い減量効果を期待したい方に、オゼンピックはぴったりです。

サクセンダはこんな人におすすめ

サクセンダのメリット

  • 投与開始から数日で効果が安定しやすい
  • 肥満症の治療薬としての実績が長い

サクセンダのデメリット

  • 毎日、注射を打つ必要がある
  • 最大量を投与すると高額になる
  • 3.0mgが最大
  • 月額10万円以上

サクセンダは、安定した効果が4〜5日で現れ始めるため、即効性を期待したい方におすすめです。

早い段階で食欲を抑えられれば、効率良くダイエットを進められます。

GLP-1ダイエット薬やオゼンピック・サクセンダの違いに関するQ&A

オゼンピックやサクセンダは、使い続けると効果が低減する?

オゼンピックやサクセンダは、使い続けると効果が現れにくくなる傾向があります。

もしも、継続が原因で効果が落ちた場合は、薬の種類を変えるのがおすすめです。

GLP-1ダイエット薬の投与をやめるとリバウンドするの?

GLP-1ダイエット薬は、投与をやめてもリバウンドしにくい薬です。

リバウンドしにくいのは、無理な運動や食事制限が不要で、ストレスが溜まりにくいため。

ストレスが溜まらなければ暴飲暴食が起こりにくいため、リバウンドも防ぐことができるのです。

サクセンダからオゼンピックへの切り替えは可能?

サクセンダからオゼンピックへの切り替えは可能です。

ただし、自己判断で切り替えを行うと思わぬ副作用が出ることも。

切り替えを希望する場合は、必ず医師に相談しましょう。

切替時の注意点

  • 切替後は体調の変化に気を配る
  • 気になる症状が出たらすぐに相談
  • 血糖値を測り変動を確認する
  • 糖尿病の場合のみ

医師に相談すれば、切替後の用量も判断してもらえますよ。

オゼンピックとサクセンダは併用できる?

オゼンピックとサクセンダは、併用できません。

併用すると低血糖が起こりやすくなったり、思わぬ副作用が出てしまったりするリスクがあります。

サクセンダ・オゼンピック・リベルサスの中で効果が高いのは?

GLP-1ダイエット薬の中で体重減少の効果が高いのは、サクセンダやオゼンピックなどの注射薬です。

※データ出典:検証B/PIONEER7

【まとめ】GLP-1ダイエット薬の種類と特徴の一覧表

国内でGLP-1ダイエットに使われているのは、内服薬のリベルサスと、注射薬のオゼンピック・ウゴービ・サクセンダ・ビクトーザ・マンジャロの合計6種類です。

どの薬も期待できる効果は同じ「食欲抑制」ですが、有効成分や投与方法が異なります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、悩みやライフスタイルに合わせて薬を選ぶことが大切です。

<セマグルチド>リベルサス・オゼンピック・ウゴービ

名称リベルサスオゼンピックウゴービ
国内
認可
2型糖尿病2型糖尿病肥満症
発売日2020年2020年2024年
最大
投与量
14mg1.0mg2.4mg
減量
効果※
26週間で
-2.5kg
30週間で
-4.5kg
68週間で
-15.3 kg

※研究データより/参考:経口セマグルチド(リベルサス®錠)の薬理学的特性と臨床試験成績/SUSTAIN 1/Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity

オゼンピックとリベルサスは流通量が多く、多くのクリニックで取り扱われていることが特徴です。

一方、発売されたばかりで流通量が少ない「ウゴービ」は、処方条件が厳しく、肥満外来など限られた医療機関でのみ処方されています。

〈リラグルチド〉サクセンダ・ビクトーザ

名称サクセンダビクトーザ
国内認可なし2型糖尿病
発売日2014年2010年
最大投与量3.0mg1.8mg

サクセンダは肥満症の治療を目的に作られた薬で、ビクトーザは糖尿病の治療を目的に作られた薬です。

製薬の目的は異なりますが、配合される成分は同じで、どちらも食欲抑制の効果が期待できます。

なお、減量効果が高いのは、最大投与量の多いサクセンダです。

同じ成分の医薬品は、投与量が多いほど高い効果が期待できます。

〈チルゼパチド〉マンジャロ

名称マンジャロ
国内認可2型糖尿病
発売日2023年
最大投与量15.0mg

マンジャロは、2023年に発売されたばかりの新薬です。

日本人を対象に行われた研究では、オゼンピックよりも高い減量効果があると報告されました。

なお、マンジャロは注目を集めているため供給が安定せず、一部のクリニックでは処方に厳しい条件が設けられています。

マンジャロとオゼンピックの比較実験
マンジャロ-9.5kg
オゼンピック-4.4kg

【参考文献】

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検証AEfficacy and safety of once-weekly semaglutide 1.0 mg vs once-daily liraglutide
1.2 mg as add-on to 1–3 oral antidiabetic drugs in subjects with type 2 diabetes (SUSTAIN 10)
検証BImpact of Treatment with GLP1 Receptor Agonists, Liraglutide 3.0 mg and
Semaglutide 1.0 mg, While on a Waiting List for Bariatric Surgery
検証CEffect of Weekly Subcutaneous Semaglutide vs Daily Liraglutide on Body Weight in
Adults With Overweight or Obesity Without Diabetes
検証DEfficacy and Safety of Liraglutide and Semaglutide on Weight Loss in People with
Obesity or Overweight: A Systematic Review
データ1Efficacy and safety of once-weekly semaglutide versus once-daily insulin glargine as add-on to metformin
(with or without sulfonylureas) in insulin-naive patients with type 2 diabetes (SUSTAIN 4):
a randomised, open-label, parallel-group, multicentre, multinational, phase 3a trial
データ2Semaglutide Added to Basal Insulin in Type 2 Diabetes (SUSTAIN 5): A Randomized, Controlled Trial
データ3Efficacy and safety of once-weekly semaglutide versus once-daily sitagliptin as an
add-on to metformin, thiazolidinediones, or both, in patients with type 2 diabetes (SUSTAIN 2):
a 56-week, double-blind, phase 3a, randomised trial
データ4Efficacy and Safety of Once-Weekly Semaglutide Versus Exenatide ER in Subjects
With Type 2 Diabetes (SUSTAIN 3): A 56-Week, Open-Label, Randomized Clinical Trial
データ5肥満症治療ガイドライン
データ6Liraglutide 3.0 mg (Saxenda©) for Weight Loss and Remission of Pre-Diabetes.
Real-World Clinical Evaluation of Effectiveness among Patients Awaiting Bariatric Surgery
データ7
データ8Molecular mechanisms of semaglutide and liraglutide as a therapeutic option for obesity

■未承認薬に関する注意事項
未承認医薬品等 異なる目的での使用:マンジャロ/オゼンピック/サクセンダは、国内で肥満や肥満症治療を目的とした使用の承認を受けていません。
入手経路等:国内医薬品販売代理店
国内の承認医薬品等の有無:国内で肥満症の承認を受けた医療用医薬品には、ウゴービがあげられます。サクセンダは海外で肥満症の治療薬として承認されています。
諸外国における 安全性等に係る情報:低血糖・急性膵炎・胃腸障害等のリスクがあります。
医薬品副作用 被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、 国の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

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