当院の再生医療(サイトカイン療法)

もう出逢えないと思っていた。
元気だったあの頃に戻りたい。
あと10年はバリバリ仕事をしたい。
―そんな貴方の望みを叶えたい
それが私たち「犀星の杜クリニック六本木」の願いです。

はじめに

私は港区芝の地で、12年間保険診療を行なって参りました。
「森を診て木を診る」診療をコンセプトとして、およそ2万5千名の患者さんに対して、寸暇を惜しんで日々診察を続けてきました。おかげさまでこの大都会のど真ん中で『村の診療所』的な役目は十分果たしてこられたと自負しております。しかし、そういう中で、現在の保険診療ではなかなか満足のいく治療効果が得られない疾患や病態があることに頭を悩まされてきたのも事実です。どうにかして少しでも患者さんが元気になって、快方に向かう手段はないかと模索しておりました。
元々は日本、タイ、アメリカでがんの研究に従事していましたが、その関係で数年前に脂肪幹細胞の培養をするために、脂肪組織を採取するお手伝いをしたのがきっかけで、出逢ったのが再生医療だったのです。
それから、準備を積み重ね、念願の再生医療クリニックを六本木に開設することになりました。当院は、龍土町美術館通りという並木のきれいな石畳の道沿いにあって、目の前に古式豊かな天祖神社の緑あふれる落ち着いた雰囲気と、隣りに国立新美術館や政策大学院大学のアカデミックな雰囲気の両方を感じられる空間に囲まれています。
ちなみに犀星の杜の「犀星」は室生犀星と再生を掛けておりますが、目を閉じると犀のイメージカラーであるラベンダーグレーに染まる夜明けの空に、星が瞬いている情景が浮かぶのです。まさに、生命の始まりを予感する瞬間であります。諦めかけていた貴方、やっと出逢えた再生医療がここにあります。
早速ですが、現在当院で行なっている、あるいは予定している再生医療についてご説明します。

*再生医療とは「生体にやさしい生理活性物質」を用いた治療です。生理活性物質の代表がサイトカインであり、ビタミンやホルモンも含まれます。

サイトカイン療法

  • PFC-FD(血小板由来因子濃縮物凍結乾燥)
  • 幹細胞培養上清液
  • 脂肪肝
  • 脱毛症
  • 幹細胞治療
  • 変形性関節症

サイトカインという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
サイトカインストームと言えば、ああっと思い出す方もいるかと思います。新型コロナ感染症で重症化する原因と考えられているサイトカインが嵐の様に体内で吹き荒れる様子を表現したものです。この時のサイトカインは感染に対する生体防御反応を過剰に起こして、正常の細胞までも攻撃するような状態にしてしまいました。その結果、重い肺炎や多臓器障害を起こし、生命を脅かしたのです。ここでいうサイトカイン療法は体にとって悪いことをするサイトカインではなく、体にとって良いこと、すなわち炎症反応を抑え、傷ついた組織を修復するサイトカインを用いた治療です。サイトカインを用いた従来の再生治療にPRP療法と言うのがあります。大リーガーの大谷翔平選手が肘の靭帯損傷をしたときに行った治療です。PRPとはPlatelet Rich Plasmaの略称で、日本語に訳すと多血小板血漿になります。高濃度の血小板を含む血漿で、血小板には組織を修復するサイトカインを様々有しており、局所注射をすることにより傷んだ組織が修復するとされています。当院では最近の技術進歩により、より簡便で、一回の採血で複数回治療が可能なPFC-FD療法や他家の脂肪幹細胞や臍帯幹細胞を培養したときに得られる培養上清液を用いた治療を行なっていますので、それぞれご紹介します。

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