III. 犀星の杜オリジナルがん免疫療法
― NK細胞・DNA修復・マクロファージ療法を組み合わせた統合的アプローチ ―

1.自家NK細胞+他家NK細胞エクソソーム併用療法

NK 細胞は正常細胞の表面にあって、がん細胞の表面にない抗原を識別し、がん細胞のみを認識・攻撃します。 攻撃対象のがん細胞に NK 細胞が到達すると、パーフォリン(穴を開ける物質)を放出して細胞膜に穴を開け、グランザイム(細胞死を誘導する酵素)を送り込んで細胞をアポトーシス(プログラム細胞死)に誘導し、がん細胞を死滅させます。 更に細胞死を促す膜タンパク(FAS リガンド)を発現させ、がん細胞を直接死滅させることもあります。 一方、NK 細胞由来上清液(エクソソーム)にはパーフォリン、グランザイム、FAS リガンドが豊富に含まれて おります。 これらのタンパク質は正常細胞には働かず、がん細胞だけに作用を示すため、副作用が最小限ですみます。また、がんの微小環境ではサイトカインのアンバランスにより樹状細胞や NK 細胞などの機能が低下し、M2 マクロファージ(免疫抑制)が優勢ながん免疫が抑制されている状態になっていますが、NK エクソソームはサイトカインのバランスを是正し、免疫細胞の活性化や M1 マクロファージ(免疫刺激)への転換を誘導することで、抗腫瘍効果を増強させます。従って、NK 細胞療法と NK エクソソームの併用により、単なる両者の足し算以上にがん治療の立ち上がり、持続性、強度のすべてが相乗効果として期待できるようになります。

下記に一例の経過を示します。

 

2.がんDNA修復(リプログラミング)治療

塩化ベンゼトニウム、ベタキソロール塩酸塩という低分子化合物がマイクロRNA (miR-520d)を誘導します。
miR-520dはがん細胞をiPS化(リプログラミング)して正常細胞に変化させます。
正常化した細胞は分裂を繰り返し、やがてアポトーシスを起こして消滅します。がん細胞は消失し、治癒損傷したDNA配列を正常に修復して再がん化を防ぐことも期待できます。21世紀に開発された新しい発想によるがん治療です。

副作用について
DNA修復治療における塩化ベンゼトニウムの濃度は0.02%以下、ベタキソロール塩酸塩は0.1%以下のため、有害事象は起きないことがわかっております。ただし、塩化ベンゼトニウム投与時の副反応として、全身の掻痒症の報告があります。

がん治療プログラムと費用

がん治療後、局所再発して標準治療を行なっても効果が無いと判断されてしまった方、あるいは副作用が強く出て、体力的に治療が困難な方

NK細胞によるがん局所療法強化セット(NK細胞治療6回、NKエクソソーム点滴6回、TAQ検査2回) 計4,740,000円(税別)

がん治療後、遠隔転移再発して他の治療手段が無くなってしまった方、あるいは治療不能進行がんと判定された方

がんが再発した患者さんでは免疫細胞の活性がかなり低下しているため、自身の免疫細胞を増やして行う細胞療法は妥当と思えません。若い成人のNK細胞が分泌するエクソソームはがん細胞そのものを攻撃するだけでなく、自身の免疫細胞を活性化することで、抗腫瘍効果を増強します。

 

NKエクソソーム点滴12回+オプジーボ点滴3回セット 計5,700,000円(税別)

 

がん細胞は免疫細胞の働きにブレーキをかけて攻撃を逃れていますが、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)は、ブレーキを解除することで、本来の免疫力を回復させて免疫細胞ががん細胞を攻撃するようにします。しかし、オプジーボはMLH1というがん抑制遺伝子が安定していると効かないことが知られています。ほとんどのがんがこの遺伝子を発現しているため、MLH1遺伝子を阻害することができれば、オプジーボが効くことが期待されます。NKエクソソームにはこのMLH1遺伝子の働きを抑えるマイクロRNAが含まれるため、本治療法はオプジーボが効かないとされるがん(大腸や膵臓)患者さんの一つのオプションとして提案します。

 

NKエクソソーム点滴12回+DNA修復治療24回セット 計5,700,000円(税別)

 

がん細胞では、細胞の増殖を止める「p53がん抑制遺伝子」のスイッチに異常なメチル化が起こって機能が停止し、無秩序ながん細胞の増殖が引き起こされています。DNA修復治療とは悪性度の高いがん細胞に低分子化合物を投与して、特定のmiRNAを自分の細胞内で活性化(発現誘導)することで、がん細胞をリプログラミングして、がん細胞をより高分化に変化させ、正常に近い細胞に戻すこと、更にp53がん抑制遺伝子に脱メチル化を起こしてスイッチをオンにすることにより、がん細胞の悪性度が低下し、アポトーシス(細胞死)が誘導されてがんが消滅します。本治療法はがんが転移して有効な治療法がないと言われた方や、未分化~低分化のがんで進行が早い方に勧められる治療法です。

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