ここ数年前から筋トレブームが見られましたが、コロナ禍でその傾向に拍車がかかっています。空前の筋トレブームといっていいでしょう。しかし、アスリートや筋トレフリークの人口が増えるに連れ、ケガや整形外科的トラブルが多発しています。急激な運動や過度な負荷は筋組織を傷めます。傷めたあとも無理して運動すると、筋組織の断裂を招き、難治性となります。特にアスリートの方は、大事な試合の前日や当日に筋肉を傷めてしまうと十分に実力を発揮できずに悔しい思いをしてしまいます。幹細胞培養上清液中には損傷した筋組織の炎症を抑えるサイトカインや組織を修復するサイトカインが含まれていますので、練習後や試合前に投与することで、筋組織の炎症や損傷を予防し、傷んだ組織の回復を早める効果が期待できます。特にサイトカインの中で、筋再生に重要な2因子が知られています。一つはインスリン様成長因子(IGF-1)で、筋細胞自身や筋サテライト細胞(筋の幹細胞)の増殖を促し、結果的に筋肥大に貢献します。もう一つはインターロイキン6で、筋損傷などからの再生過程を刺激して、筋の成長・肥大を助長する働きがあります。いずれのサイトカインもステロイドでは無いので、体に安全、安心で、ドーピングでもないことが最大の特徴です。2週から4週に一回の筋肉内注射で4回が目安で効果が現れ、継続も可能です。一度お試しになってみてください。

犀星の杜クリニック六本木