70歳を過ぎた方には、幹細胞治療よりも幹細胞培養上清液治療をお勧めします。自身の幹細胞の活性が高ければ、サイトカイン等を産生する能力が高く、治療効果を期待しやすいと考えられますが、活性が低い場合は効果が薄いと思われます。幹細胞を培養した際、増殖速度が遅い、細胞の動きが弱いなどの所見が見られた場合、細胞活性が低いと予想できますが、培養する事前には予想が付きません。手間隙をかけて効果が薄いのでは、その間に病状も進行してしまう恐れがあります。今では疾患に相性の良い様々な上清液が開発され、手に入りやすくなっています。治療効果持続期間は大体2~3ヶ月と言われています。疾患に合わせた上清液を選択し、適量を投与して治療されることを推奨します。幹細胞治療対象疾患より、より広範囲の疾患に対応できるのも魅力です。是非、ご検討してみてください。

犀星の杜クリニック六本木