いよいよノーベル賞の季節となりました。昨年の山中先生の快挙の興奮冷めやらず、今年の医学生理学賞候補に私の母校(筑波大学)出身の柳沢正史教授がいます。私の2学年先輩になります。私がMDアンダーソン癌センターに留学していた時に、ダラスにあるテキサス大学サウスウェスタン医療センターの教授で(現在も)、ああ同じテキサス大学なんだなあと思っていました。その時、彼は米国消化器病週間で基調講演をされて聞きに行きましたが(オレキシンの話でした)、彼の畏怖堂々とした姿が今も目に焼き付いています。私などは足元にも及びませんが、彼の米国での活躍には勇気づけられたものがありました。同じ場所で勉強してきた者にとっては、是非彼にノーベル賞を獲得して欲しいと思います。お祈りしています。

犀星の杜クリニック六本木