最近、妻が自分の体のことを気遣うようになりました。先日も当直先の食事を気にして、彼女が食べておいしかったというパンを買ってきました。今までは様々な記念日にプレゼントはよくしてくれましたが、このような事はあまり記憶にありませんでした。私のとりえは集中力を途切れさせない強靭な体力で外科医としてのプライドでもありました。50歳を過ぎても尚、この点に関しては自信はあります。しかし、妻の目から見るとおそらく衰えを感じるのでしょう。よく医者の不養生といいますが、自分自身を過信しているのかも知れません。勤務医時代は家庭を省みず仕事をしていましたが、アメリカ留学で自分の時間を大切にすることを学びました。開業してからはまだ自分の時間を持つことが難しいですが、今まで以上に自分と家庭を大切にしていきたいと思います。改めて妻の気遣いに感謝したいと思います。

犀星の杜クリニック六本木