麻布獣医大学の先生が人間と犬が共存してきた関係のメカニズムを解明しました。動物の中で犬は唯一3万年の昔から人間と生活を共にしているそうです。私も物心が付いた時から周囲に犬が居たような気がします。なぜ?という不思議な感じは最初からありませんでした。今では犬は人間の心を癒す動物として、自閉症のお子さんや認知症のお年寄りの方と触れ合わせることにより、その症状が改善するという報告もあります。人間と犬が見つめ合うとオキシトシンというホルモンが分泌され、安心感や信頼感が高まるそうです。従来、犬の目を見ると威嚇していることになるから犬と目を合わせないようにといわれましたが、これはどうも動物の間だけらしいです。これからは犬を可愛がるときは目を見てしようと思います。人間同士ももちろん見つめ合うことにより、お互いの愛情や信頼関係が増します。患者さんの目を見ながら話をする、基本ですね。心掛けます。

犀星の杜クリニック六本木