「肝胆膵」の依頼原稿が師匠からありまして、その作製に約1ヶ月を要してしまい、本ブログが滞ってしまいました。テーマは肝内胆管癌に対する分子標的治療です。乳癌で治療に使用されているハーセプチンやタイケルブが肝内胆管癌に対しても効く可能性があるという話です。この研究はくどいようですが、私がアメリカに行ってからずっとテーマにしているものです。それでも、論文を書くとなると今までの関連した論文を全部ひっくり返さなければなりませんし、最新のデータをチェックする必要があります。本当は時々チェックしていればいいのですが、今回は生理するうえで大変いい機会で、師匠に感謝しております。専門家を自負するなら当然でしょうが、皆にあの専門家は大したことないと言われないよう、日々精進していきたいと思います。1月に刊行されますので、また、報告します。

犀星の杜クリニック六本木