脂肪肝は、一日30分以上の3~6メッツの運動を週250分以上行うことで、たとえ体重が減らなくても改善するという研究結果があります。運動することにより、肝脂肪が遊離脂肪酸となり血液中に放出されるようになり、肝臓に溜まった脂肪が減りやすくなります。遊離脂肪酸がエネルギ―として利用されるようになるのは、運動開始10分後からなので、ある程度運動を続けなければなりません。運動により、動脈硬化を防いだり、インスリンの働きを高めるアディポネクチンというサイトカインの一種の分泌が増えるため、高血圧症や糖尿病の患者さんにも有用です。

 3~6メッツの運動

水中歩行、ゆっくりとした水泳、散歩~時速7㎞の歩行、ゆっくり階段を上る、ジョギング(10分未満)と歩行の組み合わせ、時速6.4㎞以下のランニング、時速15㎞の自転車、バドミントン、ゴルフ、テニス(ダブルス)など

犀星の杜クリニック六本木