最近、身内に不幸がありましてしばらく更新していませんでした。いつも医師側である自分が、今回初めてベッドの向こう側の立場に立つこととなりました。担当の医師や看護師の一挙手一頭足を見るにつけ、自分も患者さん側から見られているのだなあと思いました。看護師さんからの説明を聞き、受付の方に対応していただき、葬儀屋さんに世話になりといろいろな方たちが関与して成り立っていることも改めて実感しました。医師の死亡診断書も無いと何も始められないという重要性もよくわかりました。医師にとって患者さんはone of themかも知れませんが、家族にとって身内は唯一であることを認識しなければなりません。今回の経験で改めて襟を正して、日常診療に望むべく決心をしました。

犀星の杜クリニック六本木