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    肝胆膵

    アークメディア社に「肝胆膵」という医学雑誌がありまして、2016年1月号に私の論文が掲載されました。特集 肝内胆管癌:治療成績の改善を目指して 薬物療法 HER family: 肝内胆管癌のpotential drug targets 107~114ページです。その他には私の知り合いでは東京女子医科大学消化器外科の有泉先生が執筆されています。筑波大学の先輩で放射線治療部の奥村先生も書いていますし、MD Anderson Cancer Center留学時代にお世話になった味木先生も共同執筆者で出ています。日本における肝内胆管癌研究の草分け的な錚々たる先生たちが名を連ねています。その中に自分が紛れ込まれたのも筑波大の正田先生、女子医の山本先生のお蔭と感謝しております。この場を借りて改めて御礼を申し上げます。先日は肝内胆管癌の発生を抑えるような薬も開発されたようです。ますますこの分野は発展していくでしょう。今まで以上に私も頑張りますので、声援宜しくお願いします。

    2015.12.25

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    患者さん訪問

    世の中、テロや殺人など憂鬱な事件が多い中、今日、以前通院されていた患者さんがクリニックに訪れてきました。紹介先の病院でも良くしてくれて元気にやっているそうです。もうすぐ齢90になるそうですが、ピンピンしています。当院には4年くらい通院していたでしょうか。約1年振りの再会でした。知らせのないのはいい知らせといいますが、高齢の方の場合は施設に入ってしまったとか、入院してしまったなどがありますので心配でした。でも元気な姿を見せてくれたので、私としても大変うれしかったです。一度診させていただいた患者さんがどうなっているかは大変気になります。通院されているときはいいのですが、自分が病院を変わった時などはフォローできません。今は茨城から東京に移ってしまったので、茨城の患者さんはどうしているかなと思います。一部の患者さんは私が非常勤で行っている病院に来てくれていますので、ありがたいことだと思っています。医者冥利につきます。

    2015.12.15

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    移転後1年経ちました

    昨年12月にみなと芝クリニックは現在の場所に移転しまして、お陰様で1年が経ちました。昨年は人生初めての移転で、大変不安がありましたが、患者様にご支援をいただきまして何とか無事に落ち着きました。あらためて、ここに熱く御礼を申し上げます。みなと芝クリニックは更に、大腸内視鏡も導入し、患者様の便宜を図るべく様々な努力をして行きたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

    2015.12.01

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    反面教師

    ますます寒くなってきました今日この頃。寒くなってきますといろいろもの思いに耽ってしまうのは私だけでしょうか。寒風にさらされていると、ふと、過去のあることが頭をよぎってきます。研修医の頃、3年目から消化器外科に入局することは決まっていたのですが、臨床をやるか研究をするか進路を決定しなければなりませんでした。当時の医局の体制は、国立大学の教官になるためには専門医を取得するより、博士号が必須条件でした。私は別にそんなことも知らずに指導教官の言うがままに、大学院に進学し研究をすることになりました。大学院を修了した後、当時の教授から「自分で研究費のとれない奴は講師になる資格はない」と言われ、臨床よりも研究でした。講師になってからも臨床の合間に研究を続けなければならず、ほとんど休みなく働き続けました。それでも臨床経験不足は否めず、先輩先生方からの信頼はなかなか得られない毎日でした。唯一、学会発表の場で自分の存在意義を見出すことができ、研究費もある程度獲得できるようになり、医局での立場も安定してきました。それから間もなく、同じ教授が「臨床のできない奴は講師になる資格はない」と言い始めたのです。折しも、手術のできない教授が全国的に増えてきて、批判が高まってきた頃でした。日和見教授だなと思いましたが、何くそっと思い、少しでも多くの患者さんを診て、かつ一人の患者さんをじっくり診るようにしました。そのようにのたまった教授は両方ともできません。でも、そのおかげでかなり医師としての力が付いたと思っています。とても反面教師的な教授で、むしろ見返してやるという気持ちが強くあったので、モチベーションが下がらなかったのでしょう。学生実習の時、「メスの執れる内科医になれ」といった先生です。くやしいけど、今、感謝しています。

    2015.11.27

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    専門家

    「肝胆膵」の依頼原稿が師匠からありまして、その作製に約1ヶ月を要してしまい、本ブログが滞ってしまいました。テーマは肝内胆管癌に対する分子標的治療です。乳癌で治療に使用されているハーセプチンやタイケルブが肝内胆管癌に対しても効く可能性があるという話です。この研究はくどいようですが、私がアメリカに行ってからずっとテーマにしているものです。それでも、論文を書くとなると今までの関連した論文を全部ひっくり返さなければなりませんし、最新のデータをチェックする必要があります。本当は時々チェックしていればいいのですが、今回は生理するうえで大変いい機会で、師匠に感謝しております。専門家を自負するなら当然でしょうが、皆にあの専門家は大したことないと言われないよう、日々精進していきたいと思います。1月に刊行されますので、また、報告します。

    2015.11.19

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    最近の痔治療について

    当院では開院以来、内痔核は切らないでジオン注射により痔核を固める治療を行なっていますが、痔には他にも外痔核や裂肛(いわゆる切れ痔)があり、これらはジオン注射の適応とはなっていません。通常、老舗痔専門病院、あるいはそこで修業した痔専門クリニックに行きますと大きく切除され、多くは数日の入院、あるいは自宅療養を要してしまいます。術後の痛みや出血がみられるからです。当院ではそういう痔の方でも日帰りで痛みの少ない治療法を考案して行っています。切除は必要最小限にするため局所の麻酔で済み、傷は開放せず縫合します。従って、術後の痛みが少なく、出血もしないので日帰りができ、かつ翌日から仕事も可能となります。他所で入院が必要だとか、全身麻酔や半身麻酔をしますと言われた方は、是非、当院でセカンドオピニオンを聞いてみてください。

    2015.10.27

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    ヒトの役に立つ研究

    今年も昨年に続いて、ノーベル賞受賞で日本中が沸いています。医学・生理学賞を受賞された大村先生は「人の役に立つ研究」を心掛けていたそうです。彼は、実験のほとんどが失敗で、たまに驚くほどうまく成功するのがたまらなく楽しいと言ってました。確かに基礎研究というのは結果がでるまで試行錯誤や無駄が多いと思いますが、それを諦めずに真理を追究し続ける精神力がすごいです。私も純粋な基礎研究とまではいかないまでも、気の遠くなるような数の検体を用いて結果を導き出す研究をしていましたが、タフでなければできません。更にそれをやり続けるという精神的余裕や経済的余裕も持ち合わせてなければなりません。研究費も必要です。昨今は研究費も財政難で潤沢にあるとはいえない環境で、このような地道な研究を続けることは大変なことです。アメリカなどでは事業で成功された方が基礎研究に莫大な投資をして、研究を支えています。日本ももっと社会全体で支えて行かないと、ノーベル賞級の研究者が日本から輩出されなくなってしまうかも知れません。コツコツと努力してきた日本人研究者がノーベル賞を受賞しました。おめでとうございます。

    2015.10.08

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    秋祭り

    今年のお彼岸はシルバーウィークの4連休となり、あちらこちらでお祭りが催されています。ここ芝も例年の神輿を神明様に奉納する祭りが行われました。私も町内会の一員としてほぼ毎年参加させていただいていますが、今年も好天に恵まれ暑い日でした。自称、雨男でさえこの祭りにはかないません。今年はやっとハッピの下に着るものをゲットしてそれらしく見えるようになりましたが、いかんせん足袋を安物で済ませたため、足が痛くてひどい目にあいました。それでも、地元の方々と親睦を深めることができましたし、以前、当クリニックに罹られていた患者さんに久し振りに会ったりして、一年に一回、一同に会する祭りならではと思いました。江戸の風情が残るこの界隈は、私にとって地域とは何かを教えてくれるところです。やっぱり地元あっての医療ですから。

    2015.09.21

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    台風18号

    今、台風18号の被害が甚大です。特に茨城県は鬼怒川が決壊し、多くの行方不明者が出ております。茨城県常総市の被害が報道されていますが、常総市には昔の石下町があり、新石下の辺りの被害がひどいようです。実は、ここに「常総メディカル」というクリニックがあり、院長先生が筑波大学で消化器外科の講師をされていた関係で、よくお手伝いに行っていたのです。ニュースの映像を見ると、どうも近くまで浸水しているようで、どうなっているか大変心配になりました。連絡を取れば良いのですが、米国留学から帰国して以降、現教授から筑波大学消化器外科関係者とは一切コンタクトを取らないよう釘を刺されておりまして、できないのが現状です。大変お世話になった先生で、ずっとご無沙汰しており無礼をしておりました。何事も無ければいいのですが、状況がわからないのはもどかしい限りです。とにかく、皆様がご無事であることを祈るばかりです。

    2015.09.11

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    夕立

    今日の港区の午後3時前は雷が鳴って、突然の夕立に襲われました。私は芝税務署に用事があって、ちょっと外出していたのですが、帰り道の途中でぴかっとひかり、瞬く間に豪雨となりました(cats and dogsとでもいえるような)。診療10分前で、芝小学校のガード下に捕まりました。下校途中の小学生も数名いましたが、親御さんが迎えに来たり、雨の中を突進したり、待つものもいました。すると、小学校の用土さんが出てきまして、傘のいる人と呼びかけてくれたので、ためらわずお借りして帰ってきました。今どき、大変珍しい光景に出くわしたものだなあ。都会の中で、安堵と人の優しさとを感じた瞬間でした。私のクリニックも受診された患者さんやご家族の方に、同じようにホッとするような優しさと安堵感を感じていただいていけるようにしていきたいと思います。おじさん(もしかして同い年かも)、ありがとう。

    2015.09.04

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